今日は
エレクトーンを習っていく上での発表会の位置づけのお話です。
(「うちの教室では」という限定的なお話であることをご承知おきくださいませ)
別に発表会という別枠を設けなくてもいいんじゃね?
って方もいると思います。
私の考え方は、でも、どちらかと言うと真逆で。
極論を言うと
テキストのレッスンと発表会に向けたレッスンのどちらかをやれと言われたら
間違いなく
発表会向けのレッスンをやります。
それぐらい、発表会は大事だと思っています。
サッカーなどのスポーツでもそうです。
スポーツで言うと、「毎日の基礎練習」が、
エレクトーンのテキストでのレッスンにあたります。
そして、スポーツで言うところの「試合」が、エレクトーンの「発表会」です。
毎日ボールタッチの基礎練を一生懸命やって、
リフティングが1000回できるようになった子が試合で大活躍できるかというと必ずしもそうではありません。
試合には、基礎練習をしているだけでは決して養われることのないものが必要とされます。
「実戦経験」です。
「実戦経験」を養うために、基礎練習をこなした上で実践練習をしますよね。
練習試合、紅白戦など、本番の試合に向けた、試合の中での流れ、仲間との連携、瞬間瞬間の判断力を養うための練習をします。
エレクトーンも同じです。
レッスンでやっているコードのレッスン、耳を鍛えるまねっこレッスン、すべてが大切な基礎力を養う練習です。
でも、一つの曲を弾けるようになるためには、コードの知識があるだけでは駄目なんです。
「曲」を、曲として捉え、その流れを把握し、滞りなく最後まで弾ききる。
この能力を養うために発表会があり、それに向けての練習があるのです。
テキストの中のレパートリー曲は確かに「曲」ではありますが、
これは、その単元で習得したいポイントをおさらいするために弾いてみよう!
というための曲です。
いろんな知識と能力が要求され、精神力まで鍛えられる発表会。
発表会に出ずして演奏力は身につかない。
という覚悟で、私はレッスンさせていただいています。
また、発表会に向けて練習することにより身についた「曲を仕上げるチカラ」は、何十年も後になっても、
「あ、この曲弾きたいな」と思った時に必ず生かされます。
大人になっても、
レッスンをしなくても、
過去に培った技術と経験だけで演奏を楽しめる。
ワタシの演奏動画や、いろんな年代の生徒さんがレッスン中に演奏しておられる動画をたくさん公開しています。
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