中学1年生のTちゃんは、難易度の高い曲も難なく弾きこなします。
「楽曲演奏」がとても得意な生徒さんです。
難しい楽譜をじっくり時間をかけて読み込んで自分の中で煮詰めるタイプで、ワタシとよく似ています。
このタイプがとっても苦手にしているのが初見演奏と即興演奏。
パッと見てパッと弾く、弾きながら次のメロディーの変奏を考えてしかもそれを同時進行で進めていく。これがとっても苦手です。
ワタシは、グレード受験の即興は、鉄板変奏パターンを数種類マスターし、場合によってパターンその1、パターンその2などが、反射的に出てくるようになるまで練習を重ねて乗り切ったのですが、「即興」そのものの趣旨からしたらこの演奏方法はちょい外れますよね。そんな手段を使わないと通らないくらい、「すぐに弾く」は苦手です。
だって、自分も納得できていないものを他人様にお聞かせするなんて、やりたくないよー。
Tちゃんも、長年見ている限りはたぶん、こんな性格(だとワタシは思っています)なので、初見が苦手なんだろうなと思います。読めているんだけど弾けない。
そんなTちゃんが、グレード9級試験にチャレンジされ、見事合格されました!
初見以外は全科目満点!すごい!
「初見、死んだー。」と言いながら受験後のレッスンには来てくださったのですが(笑)、講評欄でも練習ポイントは記載してくださっていましたので、次のチャレンジに向けて練習を重ねていきましょう。
※初見演奏は、もちろん練習をたくさん重ねることでできるようになります。ですが、「他人様にお聞かせする」初見演奏はワタシはちょっと苦手です。レッスン中では、うわあ!うわあ!って心の中で悲鳴を上げながら毎回初見演奏してます(笑)。
ワタシの演奏動画や、いろんな年代の生徒さんがレッスン中に演奏しておられる動画をたくさん公開しています。
また、当教室各種SNSからのダイレクトメールでもメッセージは送れますが、ワタシが毎日チェックしているわけではないので、場合によってはご返信が遅れる場合があります。